ユーザー数: ~2000人
導入したモジュール: 調達、ヘルプデスク、会計、請求、車両管理、ウェブサイト、整備
三菱ケミカルについて
日本にある三菱ケミカル株式会社の子会社である三ケミカルは、インドネシア最大の高純度テレフタル酸(PTA)製造メーカーです。
インドネシア・ジャカルタの西側に位置する沿岸都市チレゴンにある同社は、3つの最新鋭の工場を持ち、約2,000人の従業員が顧客の特定のニーズを満たすように製造に専念しています。
また革新性、持続可能性、安全性を追求し、高品質で信頼性の高い製品を提供することで、業界をリードする存在となっています。
このような企業にとって、信頼できる調達部門やヘルプデスク部門の重要性は、業務効率の向上やコスト削減、より良い顧客サービスの提供につながるためいくら強調してもし過ぎることはありません。
課題
三菱ケミカルは、SAPを活用して調達部門とヘルプデスク部門の一部のプロセスをカスタマイズしようとした際に、課題に直面しました。
カスタマイズにより、調達とカスタマーサポートのデータ追跡が容易になります。また、改善点の特定、パフォーマンス指標の監視やデータ駆動型の意思決定にも役立ちます。結果的にSAP導入することによって、三菱化学は収益を向上が見込めます。
しかし、必要なカスタマイズをSAPシステム内に実装するには、莫大なコストがかかることがわかりました。その結果、多額のコストをかけずにニーズを満たす代替ソリューションを探す必要がありました。
目的:
SHE (ヒヤリハットとITヘルプデスク)のマニュアル運用の置き換え
SAPをOdooに置き換え 、工場メンテナンスを扱う主要なシステムとして
調達プロセス全体をカバーする「調達プロジェクト」の実装
輸送要請システムの実装
Port Citiesの解決策
この問題に対処するため、私たちのチームは調達とヘルプデスクのシステムを徹底的に調査し、より費用対効果が高く柔軟なシステムである Odoo に移行しました。
2018年1月下旬、Port Citiesは三菱ケミカルとの協業を開始し、同社のビジネス目標の達成を支援しました。
フェーズ1では、SHE (ヒヤリハットとITヘルプデスク)のマニュアル運用を、Odooのカンバンツールに置き換えました。これにより、管理者はOdooのフィルターを使用し、トラッキングとレポーティングが可能になりました。
その後、フェーズ2でプラントメンテナンスプロセスに取り組み、SAPを 製造業向けソリューションであるOdooに置き換えました。.
- Jia-Zhun - Port Cities プロジェクトマネージャー
フェーズ3では、SAP ECC 6をOdooに置き換え、調達プロセス全体を導入しました。このプロジェクトでは、見積依頼、発注、受付管理、購買請求・モニタリングなど、全プロセスをカバーしました。
私たちのチームの努力の結果、三菱ケミカルの調達システムはより合理的で統一されたものとなり、新しい購買レポート機能・予算と購買のモニタリングのための柔軟な情報を得ることができました。また、このプロセスによって、より効率的なベンダーの評価と選定が可能になりました。
さらに、三菱ケミカルのヘルプデスクの移行と、2019年末から2020年初頭にかけての「輸送要請システム」の導入の支援も行いました。
後者では、ユーザーリクエストの追跡、保有車両とデータの管理、承認された従業員による車両リクエストの処理が可能となりました。
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こうした取り組みにより、三菱ケミカルはニーズに合わせたより効率的で費用対効果の高いシステムを実現しました。また、三菱化学は最高の品質と顧客サービスを維持しながら、業務改善を行うことができました。
ハイライト:
プラントメンテナンスや調達など複数のプロセスにおいて、SAPからOdooに移行
見積依頼、発注書、受付管理、購買請求、監視などを含む包括的な調達システムを導入
新しい購買報告システムを導入し、予算と購買を監視するための柔軟な情報を提供
ベンダーの評価と選択の効率を向上
ヘルプデスクを移行し、車両管理を改善するために輸送要請システムを導入
プロジェクトが成功したのは、Port CitiesのOdooエキスパート達と三菱ケミカルのチームの努力のおかげです。
私たちの成功実績は、三菱ケミカルとのプロジェクトに示されるように、お客様の目標を達成するためにより良いコスト効率と効率の良いソリューションを提供するという私たちの献身を物語っています。
今すぐお問い合わせください お客様のビジネスの目標達成をサポートするために。